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コラム

歯科治療と処方薬

■処方薬との関係

『以前、ガンを患っていました。ある日、歯が痛くて歯医者さんに行ったら、ビスホスホネート系薬剤っていうのを飲んでいるか聞かれました。なんで?』
一見、歯のこととは関係なさそうなこんな話。ビスホスホネート系薬剤とは、ガンの骨への転移を防ぐ目的や、骨粗しょう症の治療薬として近年、処方されている患者さんが多いお薬です。
このお薬は本来全身の骨を治療するために処方されているのですが、まれに、歯周病などで、あごの骨に炎症が起きたような場合、炎症を進ませ、ついには、あごの骨を腐らせてしまう副作用が問題になっています。
じゃあ、どうすればいいのでしょうか。
まずは、主治医のお医者さんで処方されたお薬がどんなものか、担当の歯科医師にご相談ください。
そのうえで、主治医と歯科医師が相談してたとえば、歯科治療の期間だけ一定のお薬の服用を中止したり、歯を抜いたりするような大きな処置を避けたりするなど、そのときの患者さんのお体の状態に合わせた治療法を進めていきます。
その他にもまた、血圧を下げるお薬の種類によっては、歯ぐきを腫らしやすい(繊維性増殖)作用を持つものなど、歯周病を引き起こしやすくする原因ともなるものもあります。こういったお薬が原因の歯周病では歯科医師と主治医と相談してお薬の種類を変更して症状がおさまることもあります。
『しかし、飲んでるお薬がいっぱいあってよくわからないなぁ…』
そんなときは、お薬手帳を見せて下さい。薬の種類や作用が書いてあるので便利です。また、決してご自身の判断でお薬中止などはなさらないでくださいね。

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